アスイクでは治療やトレーニングを処方するうえで、肩甲骨と股関節(骨盤)の連動や調整を基礎としています。
肩甲骨や骨盤にはレセプター(位置覚)がなく、ズレや使い方を意識するのが大変難しい部分です。
※レセプター(位置覚)とは、目をつぶっていても、“腕がどれくらい上がっている”“指をどれくらい曲げている”“膝や足がどれくらいの角度にある”などの身体の深部感覚のこと。
肩甲骨や骨盤のズレや使い方を意識できないことで、姿勢が崩れていたり上手く体を使えていなかったりします。
スポーツにおいては“なかなか上手くならない”“教えられたことがなかなか習得できない”“苦手な動きやプレーがある”“どんなにストレッチをしても可動域・柔軟性に左右差がある”“同じ箇所を何度も痛めている”などはこの肩甲骨や骨盤のズレや使い方が問題かもしれません。
そこで、可動域アップ・体幹を強く・しなやかで柔らかい動きなどなどパフォーマンスを上げる立甲(りっこう)をご紹介します。
立甲(りっこう)とは、肩甲骨が立っている状態で甲腕一致とも言われます。
通常、肩甲骨は肋骨の上をスライドするような動きしかできませんが立甲(りっこう)が出来るようになると肩甲骨と肋骨を分離して動かすことが出来ます。
肩甲骨と肋骨を分離して動かすことで、肩関節・胸郭の可動域が上がると同時に常に肩を安定したポジションで使えるようになるためパフォーマンスが上がります。
また、立甲ができることで上半身の要“肩甲骨”と下半身の要“股関節”の連動性が向上するので、今まで以上のパフォーマンスが発揮できるようになります。
肩関節は球関節(ball-and-socket joint)と言い、ゴルフでいうボールとティーのような関係をしています。※上腕骨頭がボール、肩甲骨関節窩がティー。
肩甲骨の動きが
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