キネシオテープ(キネシオロジーテープ)の特徴と効能・効果

キネシオテーピング(キネシオロジーテープ)とは

キネシオテープは従来の関節や筋肉の動きを制限・固定するテーピングとは違い、筋肉に沿ってサポートするように貼ることで、痛みの緩和・ケガの予防だけでなく、疲労回復や治癒促進・機能改善まで期待できるテーピングです。

 

以前は貼っても目立たない肌色のテープが一般的でしたが、最近は色付きのカラーテープがアスリートの間でも良く使用されてるテープです。

キネシオテーピング法

怪我や傷害で伸びすぎてしまった筋肉や収縮してしまった筋肉は健康な筋肉の持つ伸縮率を失っています。それらをサポートするには、健康な筋肉と同じ伸縮率を持っている物で筋肉を支える必要がありました。

そこで、人間の筋肉の伸縮率に近いテープを開発しようということで研究開発が2年あまり続けられました。

しかし、ノリのついたテープを人肌にぴったりつけるので、機能だけではなく接着剤や通気性などの人肌にやさしい物を作るということも重要なテーマでした。改良を重ね、皮膚を約10ミクロン引き上げることのできるキネシオテーピングが誕生しました。

このように「キネシオテープ」はキネシオロジー(運動機能治療学)から生まれたテープです。

キネシオテーピング(キネシオロジーテープ)の特徴

キネシオテープをする前の痛みや疲労がたまっている状態。

 

血液・リンパ液や疲労物質の流れが悪く、痛みを引き起こしたります。

キネシオテープによって皮膚を持ち上げています。

血液・リンパ液や疲労物質の流れが良くなり、痛みが和らぎます。

筋肉痛や足がつったりする場合には筋肉が収縮して、

血液やリンパ液が流れにくい状態でたまったリンパ液が痛みを完治する神経を刺激します。

皮膚を伸ばした状態でテープを貼り、普通の状態に戻したときにテープにシワがよります。

その際、テープによって持ち上げられた皮膚の下にリンパ液・血液の流れるスペースが確保され、その結果滞っていた血液・リンパ液の流れが改善され、症状の緩和や改善を促すことができます。

キネシオテーピング(キネシオロジーテープ)の効能・効果

  • 痛みやコリの改善
  • 痛みやスポーツ傷害・コリの予防
  • 腫れ・むくみ・内出血の改善
  • 筋肉疲労回復
  • 機能回復
  • 関節の動きを改善

キネシオテープで痛みやコリを改善効果

キネシオテープを貼ると、皮膚が持ち上がり体内に隙間ができて、リンパ液の流れが良くなります。

そのことにより、新陳代謝が良くなり、自然治癒力が高まります。

貼っておくだけで、筋肉の痛みや、コリ・怪我・手術後の内出血を早く改善することができます。

キネシオテープ痛みやスポーツ傷害・コリの予防効果

スポーツや、仕事などによっては、特定の筋肉を酷使することになる場合があります。

そういった筋肉は障害が発生しやすい箇所でもありますので、キネシオテープを事前に貼っておくと、障害発生の予防に役立ちます。

腫れ・むくみ・内出血の改善効果

キネシオテープの皮膚を持ち上げる効果でリンパ液だけでなく、血液の流れもよくなります。

血行が良くなると、酸素も栄養も体の隅々にいきわたるようになりますので、疲労の回復も早くなります。

キネシオテープの血流改善効果は冷え症でお悩みの方にも効果的です。

筋肉疲労の回復効果

スポーツをするときや、長時間歩くと行ったときは連続して筋肉を使用します。キネシオテープを事前に貼っておくことで、疲労の蓄積を軽減したり、筋肉の円滑な動きをサポートします。また、運動後に貼っても、より一層の疲労回復を促します。

機能回復効果

キネシオテープには筋肉(皮膚)とほぼ同じ30~40%の伸縮性がありますので、貼ったままで体を自然に動かすことができます。ですから、キネシオテープを貼っていても普段の生活に支障がありません。特別に時間をとってリハビリを行うことも大切ですが、なかなか時間がとれない場合もあります。キネシオテープなら、貼っておくだけで効果がありますので、普段の生活をしながら無意識にリハビリを行うことができます。

関節の動きを改善

筋肉(皮膚)の位置を調整することにより、ギシギシする関節の動きを改善することにも有効です。脱臼などでずれてしまった関節を元に戻す治療にも効果をあげています。

 

応用として、固定テープと伸縮テープの相乗効果を狙ってテーピングを行う場合もあります。従来のがっちり固めるスポーツテープと動きのとれるキネシオテープを組み合わせて、動かし過ぎてはいけない関節を守ります。がっちり固定したまま長時間置いておくと、局所的な機能低下を招き、かえって障害が残る場合があります。患部の状態に合わせて、固定と伸縮の長所を組み合わせより早い回復を促します。

キネシオテーピング(キネシオロジーテープ)の適応症

  • 肩こり
  • 腰痛
  • 関節痛
  • 神経痛
  • むくみ
  • 腫れ(捻挫・靭帯損傷・打撲)
  • こむら返り(筋痙攣)
  • 腱鞘炎
  • 付着部炎
  • 筋肉痛(筋膜炎)
  • その他スポーツ傷害

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コメント: 1
  • #1

    稲葉芙美江 (土曜日, 03 6月 2023 18:18)

    スポーツ前にキネシオを貼り、激しく動くとして、何時間程度効果は持続しますか?